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4年間で4兆元、行政院が大規模投資計画


ニュース その他分野 作成日:2008年8月13日_記事番号:T00009491

4年間で4兆元、行政院が大規模投資計画


 尹啓銘経済部長は、今後4年間で総額4兆台湾元(約14兆円)の大型投資計画を14日の閣議に提出する。国際企業誘致計画、中台間の産業協力を進める「搭橋専案」、重大投資計画という3つの柱から成り、全体で「天網計画」というプロジェクト名が付けられている。一連の投資事業で台湾の国際競争力を高めることが狙いだ。13日付工商時報が伝えた。

 このうち最も注目されるのは搭橋専案で、2期に分けて10業種で中台双方の企業による産業協力を進めるとともに、世界の多国籍企業の中国市場進出を支援する。中台企業100社の参加を見込んでおり、漢方薬、自動車電子、紡織、航空宇宙、通信の各産業分野が候補に挙がっている。初年度には中国側との産業交流会、シンポジウムなどを開き、産業協力の足掛かりを築いた上で、2年目を交渉段階、3年目を実質的な協力開始段階と位置づける。

 国際企業誘致計画では、10月初めにも内外の 企業600社を招き、大型企業誘致会議を開く。▽発光ダイオード(LED)▽バイオ技術▽マイクロ機電▽12大建設計画▽金融保険▽観光レジャー▽運営準備サービス▽中台間の経済開放──の8分野で投資機会説明会を開く計画だ。