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《ワイズ横丁》パイン販売の詐欺サイト、農家支援に便乗/台湾


ニュース 社会 作成日:2021年3月5日_記事番号:T00094937

《ワイズ横丁》パイン販売の詐欺サイト、農家支援に便乗/台湾

 中国が台湾産パイナップルの輸入を3月1日から停止したことで大打撃が予想される農家を救おうと、台湾全土でパイナップル購入熱が高まる中、善意につけ込んで不正に利益を上げようとする詐欺販売サイトが出現した。

 インターネット上に最近、「台東県鹿野郷の金鑽パイナップルを救おう」と呼び掛け、ドライパイナップルを販売するウェブサイトが出現した。サイトには農家がパイナップルを収穫したり、加工したりする写真や、商品の品質の高さを訴える文章を掲載した上で、「私たちを救って」とのコメントとともに手作りのドライパイナップルを5割引きで提供するとうたっており、少なからぬ消費者が注文したもようだ。

 しかし台東県政府農業処の許家豪処長は、同県のパイナップルの収穫期は6~7月で、現在市場に流通することはあり得ないと指摘。問題の販売サイトを警察に通報し、行政院農業委員会(農委会)などにサイト閉鎖など対応を要請した。

 パイナップル農園を持つ鹿野郷の有名な雑貨店「阿栄柑仔店」の店主、張鉦栄さんの元には最近、「パイナップルが余っているのか」という問い合わせの電話が相次いだ。「まだ販売もしていないのに、余るなんてあり得るわけがない」と張さんはいぶかしい気持ちになったが、詐欺サイトに勝手に農園の写真が使用されていることが判明。消費者に対し、ネットで購入する際は電話番号や住所が記載されているかどうかを確認し、念のため電話した方がいいと注意を促した。

 許農業処長は、詐欺サイトは簡体字や中国の言い回しを使用していることが多く、掲載されている写真もネット上で集めたものを無断で使用しているケースがほとんどだと指摘。購入に当たっては各県市政府や農業当局に問い合わせ、認証ラベルを確認するよう呼び掛けた。