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《ワイズ横丁》金のシャベルにボタンの花、嘉義の子宝グッズが人気/台湾


ニュース 社会 作成日:2021年3月16日_記事番号:T00095102

《ワイズ横丁》金のシャベルにボタンの花、嘉義の子宝グッズが人気/台湾

 台湾では昨年の出生数が16万5,249人と過去最低を更新し、少子化が進んでいる。一方、子供を望む夫婦はどんな物でもすがりたいのか、道教廟などで配布される子宝に恵まれるとうわさのグッズが人気だ。特に嘉義県市には、子宝グッズを配布する廟(びょう)が多く、希望者が後を絶たない。

 「金鏟子(金のシャベル)」という言葉は、台湾語の「緊生囝(すぐに子が生まれる)」と発音が似ていることから、これを形どったグッズを自宅の室内または床下に置いておけば、妊娠しやすいと言い伝えられている。

 嘉義市の道教廟、城隍廟では10年前から金のシャベルグッズを製作し、筊杯(道教の占いに用いられる2つ1組になった赤い三日月状の木板)を使った「ポエ占い」で神様にお伺いを立てた上で、お香を上げた人に配布しており、「子授け廟」として有名になっている。

 城隍廟の葛永楽総幹事によると、金のシャベルを求める人は年中絶えず、中には結婚して6年間、妊娠しなかった夫婦に子供が生まれたケースもあるという。なお、金のシャベルは表を上にして置いておけば男の子、下に向けて置いておけば女の子が授かるそうだ。

 嘉義県朴子市の配天宮では、境内に咲く赤と白のボタンの花を持ち帰れば子宝に恵まれるとの言い伝えがある。毎年旧暦1月3日に行われる同廟の集団参拝の際には、神様のおかげで生まれたとされる子供1,000人以上でにぎわうという。

 配天宮でも「ポエ占い」をした上で、ボタンの花を取る。男の子を望む場合は白、女の子を望む場合は赤のボタンで、かつては白いボタン希望者が8割を占めたが、伝統的な考えが薄れ、現在では6割まで低下しているそうだ。

 一方、嘉義県水上郷の承天宮では毎年旧暦1月9日、1本の串に9種類の蜜餞(果物のシロップ漬け)を通した「鹹酸甜」を12本、大根に突き刺した供え物を捧げる儀式が行われる。この鹹酸甜を食べると子宝を授かると伝えられている。5年前にこれを食べた3組の夫婦に計5人の子供が誕生したという。