新型コロナウイルス感染症対策を講じ、台湾とパラオ間の団体旅行で入境後の外出制限「居家検疫」を不要とする「台湾－パラオ安全旅行圏推進施行計画」が17日始動し、４月１日からパラオへの団体ツアーの送客を開始する予定だ。交通部が近く、ツアー催行会社を発表する。旅行会社最大手の雄獅旅行社（ライオン・トラベル・サービス）は既にパラオ旅行ツアーを受け付けており、同日までに400人以上が予約した。18日付蘋果日報などが報じた。
パラオ旅行ツアーの詳細発表前にもかかわらず、久々の海外旅行を楽しみにする消費者の問い合わせが相次いだ（17日＝中央社）
ライオントラベルは近くツアーの詳細を発表する予定だ。現時点の企画では木曜出発の３泊４日、日曜出発の４泊５日で、料金は７万～９万台湾元（約27万1,500～34万7,000円）。新型コロナウイルス感染症の世界的流行前の約２倍だ。
東南旅行社（ＳＥＴ）も木曜出発の３泊４日、日曜出発の４泊５日のツアーを企画している。料金は６万元以上となる見通し。
総統府の張惇涵報道官は、28日に訪台予定のパラオのスランゲル・ウィップス大統領が、30日に蔡英文総統と会見する予定だと語った。新型コロナウイルス感染症の世界的流行後、初の海外の首脳の訪台となる。
