ニュース 運輸 作成日:2021年3月18日_記事番号:T00095142
伊藤忠商事は17日、台湾現地法人の台湾伊藤忠を通じ、台湾の宅配サービス大手の台湾宅配通(台湾ペリカンエクスプレス)への出資比率を19%に引き上げたと発表した。伊藤忠によると、従来の出資比率は6.98%で、追加出資額は十数億円。18日付経済日報によると、東元電機(TECOエレクトリック&マシナリー)に次ぐ2位株主となった。
伊藤忠は、今回の戦略的事業投資により、伊藤忠グループの電子商取引(EC)関連事業との連携を深め、台湾現地メーカーのD2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー。自社ECサイトを通じて製品を消費者に直接販売)事業をワンストップで支援する「総合ECフルフィルメント事業」を開始する予定だ。
また、台湾宅配通が保有する年間4,000万件の消費者接点を生かした新事業の開発や、伊藤忠のデジタルトランスフォーメーション(DX)化支援体制を生かした台湾宅配通の事業変革を支援する。
伊藤忠は、台湾のEC市場は毎年2桁成長が続いており、小口配送の数が増加しているものの、労働集約的な事業にとどまっていると指摘した。
台湾宅配通は1999年設立。伊藤忠は、2000年に台湾伊藤忠を通じて台湾宅配通に出資し、宅配便事業の立ち上げ支援や伊藤忠グループとの協業を推進してきた。最近では伊藤忠グループのコンタクトセンター事業を展開するベルシステム24や、後払い決済サービスのPaidy(ペイディ)などが台湾拠点を設置し、EC関連事業を強化している。
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