ニュース 建設 作成日:2021年3月19日_記事番号:T00095162
中央銀行(中銀)は18日、理事監事聯席会議を開き、不動産投機抑制に向け、不動産ローンの融資上限(掛け目)規制をさらに強化することを決めた。19日から実施する。19日付工商時報が伝えた。
楊中銀総裁は18日、ビットコインの投資リスクに注意を呼び掛けた(18日=中央社)
個人については、3戸目の住宅購入への融資上限を60%から55%に引き下げ、さらに4戸目以降の融資上限を50%とする規定を新設する。また、高価格の住宅ローンの融資上限は現在不動産ローンの借り入れがないか、保有住宅が2戸以下の場合は55%、保有住宅が3戸以上の場合は40%とする。法人の場合は、転売目的の買い占め行為を防ぐため、取得戸数にかかわらず、融資上限が40%となる。
このほか、工業区における遊休地を担保とする融資は、これまで銀行が自主的に融資上限を決定していたが、新たに中銀が融資上限を55%に規制した。
中銀は昨年12月に発表した不動産ローン規制の効果が不十分と判断し、規制強化を決めた。楊金龍中銀総裁は「今後は不動産市場の動向や金融機関による不動産ローンのリスク管理状況を緊密に注視し、効果を判断するとともに、タイムリーに規制措置の見直しを検討する」と述べた。市場は中銀がさらに不動産ローンの引き締めを図る可能性があると受け止めている。
業界団体、中華民国不動産開発商業同業公会全国聯合会の楊玉全理事長は「政府による不動産投機防止は建設会社たたきと化している」と述べ、今後契約トラブルが増えることなどに懸念を示した。
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