ニュース 社会 作成日:2021年3月22日_記事番号:T00095196
中華航空(チャイナエアライン)は20日、46年にわたり活躍した旅客機、ボーイング747(B747)の引退記念フライトを運航した。桃園国際空港から日本の富士山上空までの折り返し飛行には航空ファンなど375人が搭乗し、「空の女王」の愛称で親しまれた機体との別れを惜しんだ。
B747-400は、台湾と北米、欧州などを結び、過去30年で延べ約1億人の空の足として利用された(中華航空FBより)
B747はボーイング社開発・製造の大型ジェット旅客機。「ジャンボジェット」とも呼ばれ、1970年代から2005年まで世界最大の民間旅客機だった。
中華航空は75年にB747を導入。約半世紀にわたり同社を代表する機体として活躍してきたが、燃費の高い機体が登場したこと、および輸送能力の高さも活用が難しくなったことから引退が決定した。中華航空は現在、4機のB747-400を保有しているが、年内に順次、退役させる予定だ。
長年親しまれてきた機体の引退に当たり中華航空は今年1月、記念フライトを2月6日に運航すると発表した。桃園空港を出発して東へ向かい、富士山上空を一周して折り返す旅程だ。1月6日に海外旅行の現地オプショナルツアー予約サイト「KKday(ケイケイディ)」を通じて予約受付を開始したところ、エコノミークラスはわずか1分、ビジネスクラスも3分以内で完売し、この機体に思い入れの深いファンの多さをうかがわせた。
その後、新型コロナウイルス感染者増を理由に運航日が延期されたものの、今月20日に記念フライトが実現した。午前7時47分にチェックインが始まると、幸運にも最終便のチケットを手に入れた航空ファンが続々とカウンターに到着。375人を乗せたB747-400は午前11時30分に桃園空港を離陸。午後5時10分に同空港へ帰着し、5時間40分の最終フライトを終えた。
ある長年の航空ファンは「飛行機の代名詞だったB747はわれわれを台湾からはるか遠くの国へ運んでくれた」と感慨深そうに語った。
中華航空では今後、フェイスブック(FB)などを通じて引退フライトの様子を記録した写真や動画を公開する予定だ。
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