ニュース 金融 作成日:2021年3月24日_記事番号:T00095233
金融持ち株会社の富邦金融控股(富邦フィナンシャル・ホールディングス、富邦金)は23日、同業中堅の日盛金融控股(日盛金)に対する株式公開買い付け(TOB)で同社株式の53.84%を確保し、少なくとも50%の株式を取得するというTOBの成立条件を満たしたと発表した。金融監督管理委員会(金管会)による審査を経て、台湾で初の金融持ち株会社同士の経営統合となる見通しだ。24日付自由時報が報じた。
金管会の黄天牧主任委員は18日、日盛金の大株主の不実の申告がないかは1~2カ月以内に結論が出ると語った(18日=中央社)
富邦金は昨年12月18日にTOB実施を発表。当初2月1日までとしていた期限を3月23日まで延長していた。2月24日には公平交易委員会(公平会、公取委に相当)による企業結合審査を通過した。富邦金は3月30日に株式譲渡を完了し、金管会による認可を前提として、経営統合を急ぐ計画だ。
富邦金は経営統合費用490億4,000万台湾元(約1,900億円)を賄うため、下半期にも500億元規模の増資を実施する。
日盛金には新生銀行が35.49%、香港の建群投資(キャピタル・ターゲット)が24.09%をそれぞれ出資している。新生銀は保有株式の一部を売却するとされる。日盛金には中国資本疑惑を指摘する声もあることについて、荘琇媛銀行局長は、金管会は日盛金の大株主に中国資本が含まれるかどうかは、今回の買収案件とは別問題で、認可の可否に影響せず、仮に買収が成立したとしても「行為時点の違法行為」を処罰することになると説明している。
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