ニュース 金融 作成日:2021年3月25日_記事番号:T00095260
中央銀行(中銀)が24日発表した2月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、株式市場への投資待機資金の指標となるM1B(現金通貨と普通預金通貨)の伸び率は前年同月比18.57%と、2010年4月以来、過去約11年で最高。市場への資金供給を表すM2(M1Bと定期預金など準通貨の合計)の伸び率は9.12%と、99年8月以来、過去約21年半で最高となった。25日付経済日報が報じた。
中銀は、2月は春節(旧正月、2021年は2月12日)を迎え、資金需要が高まり、通貨の発行量が増えたことが主因と指摘した。また中銀経済研究処の蔡恵美副処長は、新型コロナウイルス感染症の影響で世界的に量的金融緩和(QE)政策が実施されており、台湾だけの現象ではないと分析した。
2月の証券取引口座の残高は2兆8,097億台湾元(約10兆7,000億円)で前月比450億元増加し、過去最高を更新した。蔡副処長は、2月は台湾株式市場の加権指数の過去最高更新が続いたことが残高の増加につながったと指摘した。
一方、通貨供給量の急増がインフレを引き起こすとの懸念に対し蔡副処長は、域内の物価は今年、非常に安定した状態が続くとの見通しを示した。
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