ニュース 電子 作成日:2021年3月29日_記事番号:T00095290
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が4月に12インチウエハーでの受託生産価格を引き上げ、四半期ごとに価格を調整するとの観測が浮上している。事実となれば、年内に3回の値上げで、一部顧客はウエハー1枚当たり400米ドル、25%上昇することになる。TSMCは28日、価格についてはノーコメントと回答した。29日付経済日報などが報じた。
あるIC設計会社によると、TSMCは先進製造プロセスで他社をリードし、価格決定権があるものの、これまで顧客との長期的なパートナー関係を理由に、むやみに値上げしないと強調してきた。ただ、生産能力の逼迫(ひっぱく)が深刻化しており、対応を迫られているようだ。
業界では、TSMCの受託価格引き上げは、短期契約や新規顧客が対象で、仮想通貨の採掘(マイニング)向けなどとみられている。
ICインサイツによると、昨年のTSMCのウエハー1枚当たり平均価格は1,634米ドルで前年比6.8%上昇し、過去最高で、大手4社で最も高かった。
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