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長栄海運運航の大型船、スエズ運河から離礁か/台湾


ニュース 運輸 作成日:2021年3月29日_記事番号:T00095305

長栄海運運航の大型船、スエズ運河から離礁か/台湾

 船舶位置情報サイトの「VesselFinder」などによると、エジプト・スエズ運河で座礁し、航路を塞いでいた日本の正栄汽船(愛媛県今治市)が所有し、台湾海運大手の長栄海運(エバーグリーン・マリン)が運航する大型コンテナ船「エバー・ギブン(長賜輪)」(22万トン)が28日、離礁したようだ。中央社電などが伝えた。

 ロイターも消息筋の話として、エバー・ギブンがほぼ完全に離礁し、移動前の調査を行うと伝えた。

 外電報道を総合すると、27日には全長400メートルある船体をタグボートが29メートル動かすことに成功したほか、プロペラを泥から掘り起こす作業などが行われていた。また、スエズ運河庁のラビア長官が28日、エジプトのシシ大統領が座礁船を軽くするため、荷降ろしを行う準備を指示したと語った。座礁の原因については、「技術的問題や人為的ミスの可能性もある」との認識を示した。

 29日付蘋果日報によると、長栄海運は「これまでに2万トン余りの泥を除去し、船首が土堤に引っ掛かっている状態は緩み始めた。船尾の泥や砂の除去も完了した」などと述べ、離礁作業を急ぐ方針を強調していた。

 一方、台湾のエネルギー供給への影響について、台湾経済部は28日、台湾への天然ガス輸入時にはスエズ運河を経由しない上、供給先は多角化できているなどとし、調達に問題は生じないとの認識を示した。