ニュース 社会 作成日:2021年3月29日_記事番号:T00095311
中南部では3月よりホタルの羽化が始まり、日没とともにお尻を光らせながら飛翔する姿が見られる。しかし、今年は特に中部では深刻な雨不足が続いており、ホタルの生育にも影響が出ると懸念されている。
阿里山のホタルの鑑賞シーズンは4~6月だ(25日=中央社)
ホタルの鑑賞スポットとして知られる台中市東勢区の森林公園、東勢林場では、例年3月中旬にホタルが姿を見せ始める。今年は最初のホタルが確認される時期が1週間ほど遅れ、その数も約100匹と、例年に比べ約2割少ない。
これについて東勢林場の張銘鐘・副場長は、降雨量の少なさが影響していると語った。同公園のホタルは台湾固有種の「黒翅蛍」が中心だが、その幼虫は雨水と土でつぼ状の土繭(まゆ)を作り、その中でサナギになる。雨不足で土が硬すぎると土繭が作れず、サナギがむき出しの状態となり、アリに食べられる可能性が高まるという。
雨が少なく、土繭が硬くなり過ぎた場合も、羽化したホタルが外へ出られなくなり、飛翔数の減少につながるそうだ。
東勢林場ではここ数日間に雨が降ったことで羽化が進んだようで、28日現在、1,000匹以上のホタルが確認されている。4月1日~5月2日のホタル観賞シーズンには美しい光景を見せてくれそうだ。
また、42種類のホタルが生息することで知られる嘉義県の阿里山周辺でも、干ばつにより土壌が硬くなっていることが原因で、3月ごろに始まる黒翅蛍や「大端黒蛍」の羽化が遅れているようだ。あと1週間ほどで鑑賞に最適なシーズンを迎える見通しだ。
高雄市那瑪夏区では4月2日にホタル観賞シーズンに入るが現在、ホタルの数は昨年同時期の半分程度だ。孔賢傑・代理区長は今後10日間で今シーズンの状況が見極められるとの見方を示した。
一方でホタルを専門とする自然科学博物館の鄭明倫・研究員は、台湾のホタルの多くが幼虫時代を陸上の湿地で過ごす陸生ホタルで、山間部に生息すると指摘。山間部には泉や地下水源も多いため、3月初旬の羽化数は例年と大差ないと指摘した。
実際、特に台北市や新北市など北部のホタル観賞スポットでは、羽化数に少雨の影響はないとの情報が伝えられている。蛍狩りに出掛け、幻想的な光景を楽しんでみてはいかがだろう。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722