ニュース 政治 作成日:2021年3月30日_記事番号:T00095332
台湾を訪問している友好国パラオのウィップス大統領は29日、内外記者団と会見し、異例の同行が注目を集めている米国のヘネシー-ナイランド駐パラオ大使も同席した。30日付聯合報などが伝えた。
ウィップス大統領(中)は、台湾の世界保健機関(WHO)と国際連合(国連)への加盟を支持すると表明した。左が呉・外交部長、右がヘネシー-ナイランド大使(29日=中央社)
ウィップス大統領は中国側から過去に「機会と時間は限られている」などと告げられたことを明らかにした上で、「友情は相互信頼や過去に積み重ねた交流経験の上に築かれるべきだ。脅しや利益誘導のやり方は逆効果だ」などと中国側の威圧的な態度を批判した。
ウィップス大統領はまた、かつてパラオを多く訪れていた中国人観光客が台湾との外交関係を理由に影響で激減したことにも触れ、「もてあそばれた感じだ。自分が愛されるためには、先に妻を殴ってはならない」とユーモアを交えて不満を述べた。
一方、ヘネシー-ナイランド大使は30日、台湾の呉釗燮・外交部長、米国在台協会(AIT)のウィリアム・クリステンセン台北事務所長と共同で談話を発表し、双方のパートナーシップ関係をアピールした。
中国軍機10機侵入
こうした動きに中国政府は予想通り強く反発。中国外交部の趙立堅・副報道局長は「台湾問題は中米関係で最も需要かつ最も敏感な問題だ」とした上で、「『一つの中国』の原則は中米関係の政治的基礎であり、中国はいかなる形式でも米台の公式な往来に断固反対する」と述べた。
台湾近海での中国軍機の活動は29日も活発で、早期警戒管制機「空警500」、対潜哨戒機「運8」各1機と戦闘機の「殲16」「殲10」各4機の計10機が台湾海峡の中間線より南の空域で台湾南西側の防空識別圏(ADIZ)に入った。

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