ニュース 社会 作成日:2021年3月30日_記事番号:T00095334
新北市三重区のエビ釣り場「陽光歓楽釣蝦場」の店主は2019年9~11月ごろ、客から頻繁に「釣り堀の中にエビが全然いない」との苦情を受けた。エビは十分補充しているはずと、不審に思って調べたところ、とんでもない事実が発覚した。
このエビ釣り場では毎日、屏東県から250台斤(150キログラム)のオニテナガエビを調達し、客の入り具合を見て釣り堀の中に投入していた。このため、店主は苦情を受けた当初、客の腕が悪いだけで言い掛かりだと考えていた。
あまりにも苦情が続いたことから、何人かの常連客に従業員が時間通りにエビを補充しているか確認してほしいと依頼した。すると、ある客から、従業員が深夜にこっそりエビを捕っているとの情報が寄せられた。
店主が監視カメラの映像を確認したところ、エビの補充を担当していた男性従業員が釣り堀の中から生きたエビをすくい取り、レジ担当の女性従業員がそばで見ている場面が記録されていた。2人は捕獲したエビを焼いて食べていたほか、食べきれなかったエビを男性従業員がどこかへ運び出していた。
店主が問い詰めたところ、2人は2カ月間でエビを約110キロ盗んでいたことを白状した。男性従業員は、女性従業員がエビの一部を売って金に変え、彼は1台斤当たり100台湾元(約385円)の分け前を得ていたと打ち明けた。
しかし警察の取り調べに対し男性従業員は、全て施設内で食べたと供述を変えた。女性従業員も、釣り堀の中のエビを食べても良いと店主から許可を得ていたと語った。さらに、2人が食べたエビはせいぜい12キロ分で、店主に水増しされたと証言した。
これに対し店主は、輸送の途中で死んだエビはまだ新鮮で食べることを許可していたが、売り物になるエビを従業員に食べさせるわけがないと強く否定した。
裁判の結果、盗んだエビの量は7万元余りに相当する110キロと認定され、このほど2人に対し、懲役6月の判決が下された。判決では2人がエビ110キロを全て食べたとされたが、店主は、1カ月で食べ切る場合、毎日約120匹を食べる必要があり、不可能だと指摘。横流しを主張し、今後、女性従業員を民事裁判で訴える方針だ。
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