新型コロナウイルス感染症ワクチンの第２相臨床試験を進めている高端疫苗生物製剤（メディゲン・ワクチン・バイオロジクス）は30日、衛生福利部（衛福部）食品薬物管理署（ＴＦＤＡ）の要求人数を上回る被験者3,752人への１本目のワクチン投与が完了したと発表した。４月末までに２本目を投与し、６月15日までに中間解析報告書をＴＦＤＡに提出する予定だ。６月末までにＴＦＤＡの緊急使用許可（ＥＵＡ）を取得できる見通しで、早ければ７月にも供給を開始する。31日付蘋果日報が報じた。
台大医院感染科の謝思民・主治医師（左２）は、３月末までに被験者全員の１本目のワクチン投与が完了すると述べた（30日＝中央社）
メディゲンの李思賢・執行副総経理は、７月には100万～200万本、第３四半期に500万本のワクチンを供給できると説明した。
メディゲンは台湾大学医学院附設医院（台大医院）など全土11カ所の病院で第２相臨床試験を進めている。
