ニュース 商業・サービス 作成日:2021年3月31日_記事番号:T00095354
新型コロナウイルス感染症対策を講じ、観光客の往来を再開する「トラベルバブル」の枠組みで、あす1日から開始するパラオ団体旅行は、初回ツアーは完売したものの、全体的な売れ行きは5割に届いていない。旅行会社最大手の雄獅旅行社(ライオン・トラベル・サービス)は、4月7日出発の3泊4日のツアーを3万9,900台湾元(約15万5,000円)からと、初回ツアーと比べ48%値下げした。31日付工商時報などが報じた。
台湾とパラオ間のトラベルバブルは当面、中華航空(チャイナエアライン)が木曜、日曜出発の週2便を運航し、1便当たり座席110人をライオントラベルなど6社に割り当てている。ツアー料金が新型コロナウイルス流行以前より高い上、感染対策など制約が多く、何日も会社の休暇を取得しなければならないことがネックのようだ。
鳳凰国際旅行社(フェニックス・ツアーズ・インターナショナル)は、3泊4日で6万4,900元としていたが、このほどホテルのランクを格下げした4万6,900元の低料金ツアーを発売した。KKday(ケイケイディ)は、会員向けに席数限定で3泊4日2万9,999元のツアーを発売した。抽選で1人分が無料となるキャンペーンも実施中だ。
ある旅行会社関係者は、販売不調で値下げを迫られており、各社の損失は数百万元、6社合計で1,000万元を超えると予想した。
林佳龍・交通部長は、台湾とパラオ間のトラベルバブルは今後の観光再開の参考とすると述べた。
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