ニュース 社会 作成日:2021年4月1日_記事番号:T00095384
フェイスブック(FB)上の暴露コミュニティーにこのほど、高雄市鼓山区の山腹に位置する中山大学の女子学生寮を、飲食店の宅配代行サービス(フードデリバリーサービス)の配達員が訪れたところ、玄関から銃を持った女子学生が現れて注文した料理を受け取る場面を映した動画が投稿され、話題を呼んでいる。
中山大学は、校内ではサルがよく出現するので、食べ物やビニール袋や紙袋はかばんの中に入れておくよう呼び掛けている(31日=中央社)
動画の中では、物騒ないでたちの女子学生が配達員の方に近づき、料理を受け取ろうとしたその時、どこからともなく2匹のサルが現れ、周りにいた別の女子学生を追い回し始めた。どうやら女子学生が手に持っていた、食べ物の入ったビニール袋が目当てだったようで、最終的に女子学生はあきらめて袋を放り投げるしかなかった。一方、「武装女子学生」は銃を持っていたおかげでサルには襲われずに済んだようだ。
女子学生は違法に銃を所持していたわけではなく、サルに食べ物を奪われないようモデルガンで身を守っていたということが判明した。
中山大学は「サル大学」と異名を取るほどサルが頻繁に出没することで知られ、学生が手に持った食べ物や飲み物を、サルが奪い取る事件は日常茶飯事だ。ある学生は、バイクを停めて買ったばかりのタピオカミルクティーを飲んでいたところ、2、3匹のサルに取り囲まれ、奪い取られた。腹が立った学生がサルを追い掛けたところ、どこからかさらに多くのサルが集まってきたため、逃げ出すしかなかったそうだ。
特に学生寮は、さらに山深い場所にあるためサルが多く、たびたび食べ物が奪われているほか、サルが深夜にベランダを走り回って騒ぐといったケースも起きている。このため中にはモデルガンで「武装」する学生もいるようだ。
サルをモデルガンで撃つ行為が虐待に当たるのではとの意見も聞かれるが、高雄市政府農業局は、野生動物保育法では公共の安全や人間の生命に危険が及ぶ場合、適当な方法で防御することができると規定されていると指摘。学生の行為は「正当防衛」だとの見解を示した。
一方で中山大学生物系の徐芝敏・教授は、十数年前まではサルが食べ物を奪う例はほとんどなく、人間がエサを与えるようになったことが原因と説明した。その上で、サルはビニール袋の音に敏感に反応するため、布製で中の見えない袋に食品を入れるなど対策を講じ、モデルガンはできるだけ使用しないでほしいと呼び掛けた。
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