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《タロコ号脱線事故》事故車両の乗客、スマホで被害状況を通報/台湾


ニュース 社会 作成日:2021年4月7日_記事番号:T00095434

《タロコ号脱線事故》事故車両の乗客、スマホで被害状況を通報/台湾

 花蓮県秀林郷で2日発生した台東行き台湾鉄路(台鉄)特急太魯閣(タロコ)号の脱線事故で、被害が大きかった7両目の乗客男性がスマートフォンのビデオ通話を使って、新北市政府消防局に車内の被害状況を伝え、救助活動に協力していたことが分かった。7日付蘋果日報が報じた。

 事故発生当時、ある乗客女性は母親に電話し、事故が発生し、多くの人が負傷したと連絡した。母親が新北市政府消防局に通報。消防局が女性に折り返し連絡を取ったが、データ容量が足りないため、近くにいた男性が消防局のLINE(ライン)アカウントを追加し、第1清水トンネル内や車内の状況を伝えた。

 警察や消防はビデオ通話の画面を確認しながら、男性に撮影の角度などを指示した。他の乗客も光が足りない場所に、スマホのライト(懐中電灯)を照らしてサポートした。これにより、警察や消防は、トンネル内の変形した車両に身動きが取れない大勢の負傷者がいることが確認できた。男性の目視によると、当時、7号車には死者が少なくとも5人、生命の危険がある人が10人、軽症は36人いた。

 新北市政府消防局は、整理した情報を花蓮県消防局に提出。男性に感謝の意を示した。