ニュース 社会 作成日:2021年4月7日_記事番号:T00095437
台中と彰化北部、苗栗の各地区で6日、水不足の深刻化を受けた週に2日の給水停止がスタートした。対象となったエリアでは大きな混乱は見られなかったが、学校や飲食店などでは対策に追われ、市民からは「とても不便」といった声が聞かれた。
スーパーマーケットなどでは、断水日のトイレの使用を停止する店舗も出ている(YSN)
今回の給水停止措置は、対象地区を甲区と乙区の2つのエリアに分け、それぞれ▽甲区、火曜・水曜▽乙区、木曜・金曜──に2日連続で実施する。
対象となる地区では断水期間中、水のタンクを設置した臨時給水所が466カ所に開設され、水の備蓄が切れた市民はポリタンクを持って給水所と自宅を往復する必要がある。
給水所の水が少なくなればタンク車が巡回して補充する態勢が取られているほか、水道会社の台湾自来水(台湾ウオーター、台水)は各給水所の水の残量をタイムリーに知ることができるアプリ「台水臨時供水ステーション」をリリース。これを見れば、給水所に行ってみると水が無かったというトラブルを回避できる。
ただ、初日に断水の対象エリアとなった台中市潭子区の公園に設けられた給水所を訪れた市民は、少なくとも1日当たり15往復しなければならないと語った。「48時間連続の断水は長過ぎる。3日に1日の間隔ならまだましなのに」と不満をこぼした。
6日から断水に入った甲区に住む日本人女性は、7日午前中の時点でシャワーやトイレ、台所などでは通常通り水が出ており、不便は感じないが、給水停止措置がいつ解除されるか分からず、長引いたらどうなるのかと不安を吐露した。
苗栗県竹南鎮の照南小学校では、同校や周辺の照南中学校、信義小学校(苗栗県頭份市)に通う児童・生徒約4,000人分の給食を調理している。このため2日間の断水中は給食用の水が不足するのではとの懸念が浮上しており、学校側はメニューを調整して節水に努める予定だ。
一方、シャンプーで大量の水を使用する理髪店や美容院では、給水タンクの水の確保に努めているが、それでも断水2日目には不足する可能性が高く、洗髪は断水日を避けてほしいとの張り紙を掲示する店舗も出ている。
夜市(ナイトマーケット)の屋台を含む飲食店では、洗う必要のない使い捨ての食器を使用し、節水に努めている。しかし、それでも断水日は何度も給水所に水を汲みに行く必要があり、店主が「体力が持たない」と悲鳴を上げ、結局、休業日とするケースも多いようだ。
今後、市民の声などを基により負担が少ない方法へと調整が行われる可能性もあるが、何より早く雨が降ってほしいと願わずにはいられない。
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