ニュース 電子 作成日:2021年4月9日_記事番号:T00095469
米ワシントン・ポスト(電子版)は8日、中国南西部の秘密軍事施設で中国軍が台湾積体電路製造(TSMC)製のチップを内蔵したスーパーコンピューター(スパコン)を使い、極超音速兵器のシミュレーションを進めていると報じた。
スパコンは中国企業の天津飛騰信息技術(ファイティウム・テクノロジー)が設計したもので、台湾の世芯電子(アルチップ・テクノロジーズ)が設計し、TSMCが製造したチップが使用されているという。
飛騰は民間企業として活動しているが、中国人民解放軍系の中国空気力学研究開発センター(CARDC、四川省綿陽市)と水面下で協力関係にあるとされる。
ワシントン・ポストは「CARDCは中国がひそかに民間技術を戦略的な軍事目的に転用している典型例だ」と指摘した。同紙報道を受け、米政府は8日、飛騰など7社を輸出規制リストに含めた。
TSMCは同紙に対し、「輸出に際しては関連管理法規を守っている」とコメントした。アルチップは「顧客は全て民間企業であり、契約には軍事目的に転用できないと記載されている」と説明した。
9日付聯合報によると、王美花・経済部長は「2社は台湾のルールと国際的なルールを満たしていると認識している」と述べた。
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