ニュース 石油・化学 作成日:2021年4月12日_記事番号:T00095507
台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社が発表した第1四半期純利益は前期比47.8%増の633億8,900万台湾元(約2,400億円)だった。前年同期は純損益がマイナス139億9,100万元だった。新型コロナウイルス感染症ワクチン接種が各国・地域で始まり、景気回復への期待感から国際原油価格が上昇したほか、米テキサス州の大寒波の影響で石油化学製品の供給逼迫(ひっぱく)し、オファー価格が上昇したことなどが要因だ。10日付工商時報などが報じた。

第1四半期純利益は▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)、149億6,000万元(前期比39.7%増)▽南亜塑膠工業(南亜プラスチックス、南亜プラ)、176億5,400万元(45%増)▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)、128億7,400万元(31.9%増)▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)、179億100万元(75%増)──と軒並み大幅に増加した。
主要4社の第1四半期売上高合計は3,647億6,700万元で、前期比17.4%増、前年同期比17.8%増だった。
主要4社は第2四半期も好調と予測した。
台塑の林健男・董事長は、米テキサス州の大寒波の影響から、石化大手の生産はまだ完全には回復しておらず、世界的に石油化学製品の価格が上昇しており、うちポリ塩化ビニル(PVC)は過去最高を更新したと指摘した。
南亜プラの呉嘉昭・董事長は▽消費者向け3C(コンピューター、通信、家電)製品▽第5世代移動通信(5G)基地局▽サーバー▽車載用電子製品──の需要が高止まりし、銅箔(どうはく)やガラス繊維布(ガラスクロス)など電子材料の供給不足は今後も続くと予測した。
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