ニュース 政治 作成日:2021年4月15日_記事番号:T00095594
米国が台湾との関係強化にかじを切る中、蔡英文総統は15日午前、非公式に訪台したクリス・ドッド元米上院議員らと会見した。15日付自由時報などが報じた。
蔡総統(右)は、バイデン大統領が信頼する友人であるドット元上院議員やアーミテージ元国務副長官、スタインバーグ元国務副長官の訪台は米国の台湾支持を示しており、大変うれしく思うと述べた(15日=中央社)
蔡総統は、バイデン大統領就任後初の訪問団で、台米関係の深化を表すものだと指摘。貿易投資枠組み協定(TIFA)に関する対話を再開し、双方の貿易経済的パートナーシップを強化したいと表明した。また、地域の安全について、バイデン大統領が台米協力の重要性に触れ、中国の軍艦や軍機が台湾周辺海域で活動することは安定した平和を破壊するものだと指摘したことに感謝を述べた上で、理想の近いインド太平洋地区の国や地域と協力し、向こう見ずで挑発的な行為を阻止したいと述べた。
ドッド元上院議員はバイデン米大統領の求めで台湾を訪問したもので、14日に台湾に到着。16日まで滞在予定。過去に訪台経験があるリチャード・アーミテージ元国務副長官、ジェームズ・スタインバーグ元国務副長官も同行している。15日午後には呉釗燮・外交部長、蘇貞昌・行政院長との会見、同日夜には夕食会が予定されている。
米ホワイトハウスは、今回の訪問が非公式なもので、台湾関係法制定42周年を記念するものだと説明しているが、中国による台湾への挑発がエスカレートする中、米国による「台湾防衛」への関与が重要議題となった可能性が高い。
バイデン大統領と関係が深いドッド元上院議員の台湾への派遣は、米中対立が深まる中、バイデン政権が台湾と関係強化を図る姿勢を改めて印象付けた。バイデン政権は今月9日、政府関係者による台湾との交流制限を大幅に緩和したばかりだ。
中国反発、実弾演習も
中国外交部の趙立堅・副報道局長は14日、「大陸(中国)はいかなる形式であれ米台の公式な往来に反対する。既に米国に強く抗議した」と述べた。
また、中国の広東海事局は14日から20日までの日程で南シナ海と広東省汕頭(スワトウ)沖の南澎列島で実弾射撃演習を実施すると発表した。
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