ニュース 金融 作成日:2021年4月16日_記事番号:T00095610
米金融大手シティグループは15日、消費者向け銀行事業について、台湾を含むアジアとEMEA(欧州、中東、アフリカ)の13の市場から撤退すると発表した。同グループ傘下のシティバンク(花旗銀行)は台湾でクレジットカード280万枚以上を発行しており、利用者に影響が見込まれる。16日付蘋果日報が報じた。
シティバンクは1964年に台湾事務所、65年に初の支店を開設。2007年に華僑銀行を吸収合併して店舗網を拡大した。現在の支店数は45店。クレジットカード発行枚数は286万9,600枚、うち有効発行枚数は217万7,308枚(21年2月末時点)で、台湾の外資系銀行で最多だ。
金融監督管理委員会(金管会)は15日夜、シティグループの方針を尊重すると表明した。一方で、顧客と従業員に対し十分な説明を行い、かつ顧客を香港など台湾以外の地域に仲介しないよう要請したと説明した。顧客が台湾以外で取引に問題が生じたとしても、いかなる保障も受けられないためだ。
シティバンクの消費者向け銀行事業はシンガポール系のDBS銀行(星展銀行)が引き継ぐとの観測が出ているが、同行は「市場のうわさにはコメントしない」と回答した。
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