ニュース 自動車・二輪車 作成日:2021年4月19日_記事番号:T00095632
かつてスズキ車の製造販売などを手掛けた太子汽車工業(プリンス・モーターズ)の創業者、許勝発氏が17日、入院先の病院で死去した。98歳だった。18日付蘋果日報が報じた。
許氏は日本統治時代の1925年、台北市大同区の旧市街、大稲埕の名家に生まれた。バナナの輸出業に従事した後、65年に太子汽車を創業。90年には万泰商業銀行(コスモスバンク、現・凱基商業銀行=KGIバンク)を創設したほか、政界にも進出し、長年にわたり立法委員も務めた。
太子汽車は2007年に財務危機に陥り、11年に従業員への給与未払いが発覚、倒産した。このほか許氏は08年、万泰商業銀行と短資会社の万泰票券を舞台とする資金不正流用事件で、約50億台湾元(約190億円)を着服したなどとして起訴され、懲役11月および罰金700万元の有罪判決を受けるなど、晩年は不祥事が続いた。
消息筋によると、許氏は数日前に体調不良で新光呉火獅紀念医院(新光医院)に入院し、心臓の手術を受けたが、合併症を起こしたことが原因で、17日午前に死去した。
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