ニュース 運輸 作成日:2021年4月19日_記事番号:T00095644
死者49人、負傷者216人を出した2日の台湾鉄路(台鉄)特急太魯閣(タロコ)号脱線事故について花蓮地方検察署(地検)は16日、事故現場の線路脇の工事の施工会社、義程営造などの責任者、李義祥・容疑者(49)を、過失致死や救護義務違反、政府採購法(政府調達法)違反など8つの罪で起訴し、救護義務違反で最長の懲役7年を求刑した。17日付聯合報が報じた。
検察は16日、李・被告が作業車とクレーン車を結ぶ様子などが映った15分間のドライブレコーダーの映像を公開した(16日=中央社)
李・容疑者は、台鉄が清明節(4月5日)連休のため工事を停止するよう通知していた2日に、作業を行う目的で、ベトナム籍の男(26)を連れて工事現場を訪れ、クレーン車の操作ミスで作業車を線路上に転落させた。タロコ号が作業車と衝突して脱線したのを目撃し、工事関係者らに15本の電話をかけたが、119番には通報しなかった。

殺人罪を求める世間の声に対し花蓮地検の周芳怡・主任検察官は、殺人罪の成立には故意が必要だが、李・容疑者がわざと作業車を線路に転落させた証拠はないと説明した。
花蓮地検は、ベトナム籍の男を過失致死の罪で起訴し、懲役3年以上を求刑した。
施工監理に問題があったなどとして、聯合大地工程顧問の監造主任の李進福・容疑者、安全衛生担当の張斉富財・容疑者を過失致死、文書偽造などの罪で起訴し、懲役4年以上を求刑した。
このほか、李・被告が代表を務める義程営造などに代わり、政府調達工事を落札したとして、東新営造および董事長の黄平和・容疑者ら2人、朝昇土木包工業の代表の林長清・容疑者を政府採購法違反などの罪で起訴した。
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