ニュース 商業・サービス 作成日:2021年4月20日_記事番号:T00095664
香港メディア大手、壱伝媒(ネクスト・デジタル)は19日、大手日刊紙「蘋果日報(アップル・デイリー)」の台湾事業を保有する100%子会社を売却することで買収相手と法的拘束力のない覚書を締結したと発表した。売却価格や買収相手は明かさなかった。20日付経済日報が報じた。
壱伝媒の張剣虹・行政総裁は、蘋果日報はグループの重要な資産であり、新たなビジネスモデルを模索しているとコメントした(19日=中央社)
壱伝媒は、買収意欲を示している相手と基本的な交渉段階にあり、蘋果日報の台湾従業員の権益を最優先して協議を進めると表明した。売却の目的は黒字事業に集中し、グループ全体の利益を高めるためと説明した。壱伝媒は2016年から赤字が続き、過去3年の累積損失は12億2,900万香港ドル(約170億円)に及ぶ。
業界では、▽ニュースメディア、▽南部の従来型産業の企業、▽金融機関──などが8億~10億台湾元(約30億8,000万~38億5,000万円)の買収価格を提示したとの観測が浮上している。メディア大手の三立電視(SET)が買収するとのうわさも流れたが、三立電視は否定した。
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