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《ワイズ横丁》墾丁でサンゴが一斉産卵、5月に初のネット中継/台湾


ニュース 社会 作成日:2021年4月22日_記事番号:T00095720

《ワイズ横丁》墾丁でサンゴが一斉産卵、5月に初のネット中継/台湾

 台湾本島最南端のリゾート地、屏東県・墾丁の海域では毎年旧暦3月23日(2021年は5月4日)前後、サンゴが一斉に産卵するシーズンを迎える。墾丁国家公園管理処(墾管処)は今年、海中に無数の卵が放たれる壮大なシーンを市民に見てもらおうと、初めてインターネットを通じて生中継する計画だ。

/date/2021/04/22/18coral_2.jpg自宅から幻想的なサンゴの産卵シーンを楽しめるのが、今から待ち遠しい(19日=中央社)

 墾管処によると、墾丁国家公園の周辺海域にはイシサンゴ目、ウミトサカ目を含め約500種のサンゴが生息している。サンゴは幼生を保護する能力がなく、一部の種類は年に一度、海中に精子と卵子が入ったカプセル状の「バンドル」を一斉に大量放出し、生存率を高める習性を持つ。

 専門家によるとバンドルの放出時期は、月の満ち欠けや潮の満ち引き、水温によって変わる。墾丁海域では毎年、旧暦3月23日前後の夜に発生することが多く、この時期には自然の驚異を目撃しようと多くのダイバーが現地の海中に集結する。

 墾管処から委託を受けて毎年、産卵の状況を記録しているベテランのダイビングインストラクター、蔡永春さんによると、暗く静かな海の中でさまざまな種類のサンゴが無数のバンドルを放出する様子を下からライトで照らすと、まるで満点の星空のように見え、息を飲むほど美しいそうだ。

 そんな美しい光景を一般市民に鑑賞してもらい、サンゴや海の生態に対する理解を深める機会にしようと、墾管処は国立海洋生物博物館と聯合新聞網と協力。3機関それぞれのフェイスブック(FB)ページを通じて5月3~5日の3日間、午後9時~9時30分にサンゴの産卵シーンを実況、解説付きで中継する予定だ。めったに見ることのできない自然の神秘を一度、目撃してみてはいかがだろう。