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《新型肺炎》新型コロナ輸入症例9人増、70代男性が死亡【図】/台湾


ニュース 社会 作成日:2021年4月26日_記事番号:T00095773

《新型肺炎》新型コロナ輸入症例9人増、70代男性が死亡【図】/台湾

 中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は24~26日、▽フィリピン、▽インド、▽インドネシア、▽米国──から入境した計9人(第1,093~1,099例、第1,103~1,104例)の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。うち台湾籍70代男性(第1,094例)は4月8日に台湾に入境し、14日間の外出制限「居家検疫」期間中の21日に防疫ホテルで死亡しているのが発見され、その後の検査で新型コロナウイルス感染を確認した。台湾の死者は累計12人となった。

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 台湾籍70代男性(第1,094例)は、フィリピンに居住していた。航空機搭乗3日以内の検査は陰性だった。8日の入境後、居家検疫期間中の19日に、食欲不振などの症状があり、診察を受けたが、発熱や呼吸器の症状はなく、検査せずに検疫を続けていた。21日に防疫ホテルの従業員が死亡しているのを発見した。居家検疫の場所で死亡した初めてのケースだ。

 24~26日に発表した中華航空(チャイナエアライン)の貨物便のパイロットの感染5人を合わせ、台湾での感染確認者は累計1,104人となった。このうち、海外で感染したとみられる輸入症例が979人、台湾での域内感染が78人、海軍の敦睦遠航訓練支隊の集団感染が36人、航空機での感染が2人、感染経路不明が1人、感染経路調査中が8人(いずれも貨物便パイロット)。昨年10月13日発表の第530例は後に感染していなかったことが分かり、感染者リストから除外された。死者は累計12人。1,046人が隔離を解除され、45人が入院中だ。