ニュース 政治 作成日:2021年4月27日_記事番号:T00095792
台湾の謝長廷・駐日代表がこのほど、日本の福島第1原子力発電所からの処理水海洋排出に関連し、「台湾の原発もトリチウムを含む廃水を海に排出している」と発言したことが物議を醸している。27日付聯合報などが伝えた。
立法院内政委員会では26日、原子力行政を担当する行政院原子能委員会(原能会)、海洋委員会、経済部など関係官庁を招き、日本の福島第1原子力発電所からの処理水海洋放出が台湾海域の環境に与える影響について報告が行われた。
原能会の劉文熙・輻射防護処長は「全ての原発は各国の法規に従い、排出上限を守る前提で海洋放出を行う。日本による排出は『原子力災害地域』の廃水であり、性質や排出源はいずれも台湾の原発による排出とは異なる」と指摘した。
一方、国民党の立法院議員団は記者会見を開き、外交部に謝・代表の召還と立法院での質疑を求め、「日本で中傷を続けさせるべきではない。謝・代表が立法院での質疑を受けないならば、蔡英文・総統が謝・代表を更迭するまで行動をエスカレートさせる」と迫った。
これに対し、外交部の田中光・政務次長(次官)は、台湾に召還した上で質疑を行うには14日間の外出制限「居家検疫」が必要になるので、テレビ会議方式で質疑を行うべきだとの認識を示した。
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