ニュース 政治 作成日:2021年4月27日_記事番号:T00095794
中国海軍が23日、南シナ海への前線基地である海南省三亜市に主戦級の艦船3隻を同時に配備した。台湾の陳明通・国家安全局長は26日、立法院で答弁し、「情報は把握している。中共(中国)の南シナ海での展開は周辺地域の関係緊張を引き起こしている」として懸念を示した。27日付中国時報が伝えた。
陳・局長は立法院外交国防委員会で、「東アジアの昨今の情勢と台湾への影響」について報告した(26日=中央社)
中国海軍が配備したのは▽094型弾道ミサイル原子力潜水艦「長征18号」▽055型ミサイル駆逐艦「大連」▽075型強襲揚陸艦「海南」──の3隻で、23日に現地で行われた就役式には習近平・国家主席も出席した。
立法院では台湾が実効支配する東沙島、太平島、台湾周辺海域に与える脅威に関する質疑が行われた。
陳・局長は特に強襲揚陸艦について、ヘリコプター30機を搭載しており、空中降下作戦を展開する能力があるとした上で、「中共の戦略目標や手段は明確で、これほど大きな船が動けば容易に把握できる」との認識を示した。
陳・局長はまた、中国の対台湾作戦について、最高目標は「戦わずして屈服させる」ことだとし、上陸作戦は最終手段になると指摘した。
一方、台湾軍は23日から8日間の日程で始まった「漢光コンピューター図上演習」で、今回配備された3隻も想定に含めた演習を実施している。
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