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《ワイズ横丁》テスラで個人タクシー、好評で収入アップ/台湾


ニュース 社会 作成日:2021年5月3日_記事番号:T00095884

《ワイズ横丁》テスラで個人タクシー、好評で収入アップ/台湾

 かつて高雄駅周辺でタクシーの運転手を務めていた男性(45)が一昨年、かねてより手に入れたいと夢見ていたテスラの高級電気自動車(EV)「モデルX」が大幅に値下げされたことから思い切って購入を決断。その後、一般的なタクシーではなく、車体を黄色に塗装せずに完全予約制で、流し営業もしない「多元化タクシー」として登録したところ、利用客に好評で、収入も増加したという。

 タクシー運転手、陳さんはもともと、ハイテク業界でエンジニアとして働いていたが、世界金融危機が発生した2008年、心身のストレスに耐え切れず、タクシー運転手に転職した。当時、BMWのガソリン車を運転しており、1カ月の収入は8万~9万台湾元(約31万~35万円)だった。

 そんな中、テスラがEVの発売を開始した際、その加速性能やデザインに魅了された陳さんは、金を貯めて必ずこの車を買おうと決意した。そして2019年、定価約600万元のテスラ・モデルXが一気に380万元まで値下げされたとのニュースを耳にし、湧き上がる衝動を押さえきれず、購入に踏み切った。

 その後、この車両を多元化タクシーとして登録し、テスラの運転を楽しみつつ、金を稼ぐという夢のような生活を実現した。

 多元化タクシーの場合、配車を依頼した客の大半はどんな車が手配されるかを事前に知ることはない。そして思いがけずやって来た高級EVに乗り込んだ客は、驚きと好奇心を押さえきれず、陳さんにあれこれ質問するそうだ。中にはちょっと運転させてくれと申し出る客もいたという。

 陳さんがかつて使用していたBMWは、燃料費が月1万6,000元前後、メンテナンス費用が3,000~4,000元だったが、モデルXの場合は充電費用が1万元以下、メンテナンス費用もほとんどかからず、コストは約半分に減ったという。