ニュース 政治 作成日:2021年5月6日_記事番号:T00095948
与党民進党で先月、地方支部に暴力団メンバーが名を連ねていたことが明らかになり、蔡英文・総統は5日、「党のイメージを傷つけた」として謝罪した。民進党は今後、人工知能(AI)技術を活用しながら、党員のデータをチェックし、暴力団との関係断絶を徹底する構えだ。当面は党職員4,000人に暴力団との関係がないかどうか精査を進める。6日付蘋果日報などが伝えた。
蔡・総統は、入党に関する規定を2013年に定め、薬物関連などの犯罪歴がある場合は入党を認めない取り扱いとしていたが、チェック体制に落ち度があったと説明した(5日=中央社)
問題となったのは、民進党台北市党部評議委員会で召集人を務めていた趙映光氏の息子、趙介佑氏が台北市を拠点とする暴力団「北聯幇」のメンバーだったことが発覚したことだ。しかも、かつて違法薬物売買や詐欺などの犯罪歴があった。
民進党台北市党部は今月1日、臨時評議委員会を開き、趙映光召集人を更迭するとともに、趙介佑氏の党籍を剥奪した。
蔡・総統は5日の中央常務委員会後、「民進党が暴力団排除条項を徹底せず、不適格な党員を入党させ、党のイメージを傷つけ、支持者の期待に反した。申し訳なく思う」とする談話を発表した。
民進党の林錫耀・秘書長は「民進党には20万~30万人の党員がおり、短期で全面チェックを行うのは難しいが、党員に違法行為があった場合、地方支部に通報があれば、党紀に従って処分する」と述べた。
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