ニュース 政治 作成日:2021年5月10日_記事番号:T00095997
世界保健機関(WHO)の年次総会、世界保健総会(WHA)が24日に開幕するのに先立ち、ブリンケン米国務長官は7日、「台湾を排除し続ける正当な理由はない」とし、WHOのテドロス事務局長に対し、中国が反対を唱えなかった過去の時期と同様に台湾をWHAにオブザーバーとして招くよう要求した。9日付蘋果日報などが報じた。
田中光・外交部次長は10日、最後まで努力すると述べた(10日=中央社)
ブリンケン国務長官は「台湾は貴重な貢献と経験を提供できる。WHOの指導層と責任ある国々は(台湾の)2,400万人の利益をWHAから排除すれば、共有された世界的な保健目標を危うくするだけであることを認識すべきだ」などと主張した。
WHAへの参加登録は台湾時間の10日夜に締め切られることになっており、それまでに台湾が招待されなければ、2017年から5年連続でWHAから排除されることになる。
外交部は「衛生福利部(衛福部)と最後の一刻まで努力する」と述べたが、中国が態度を軟化させるとは考えにくく、新型コロナウイルスの感染拡大が続く危機的な状況下で今年も台湾がWHAから排除された場合、国際社会で台湾の国際機関参加問題が改めてクローズアップされそうだ。
蔡英文・総統は10日夜、デンマーク民主連合の招きで「コペンハーゲン民主サミット」にテレビ会議方式で出席し、「民主主義の防衛:台湾の経験」と題して演説する。演説では台湾がWHAから排除されても、国際社会の責任ある一員として、必要とする国をできるだけ支援していくとする立場を表明する予定だ。
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