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《ワイズ横丁》宜蘭のクラスター、医師の迅速な対応で早期発見/台湾


ニュース 社会 作成日:2021年5月12日_記事番号:T00096060

《ワイズ横丁》宜蘭のクラスター、医師の迅速な対応で早期発見/台湾

 宜蘭県のゲームセンターで11日に発覚した新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)発生について、最初の感染確認者を診察した医師の迅速な対応が早期発見につながったとして高く評価されている。

/date/2021/05/12/19doctor_2.jpg郭医師は、クラスターの早期発見が新型コロナウイルス感染拡大の防止につながり、早く皆が日常生活に戻れるよう望むと述べた (11日=中央社)

 中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は11日、宜蘭県羅東鎮のゲームセンター「銀河百家楽」の従業員や常連客5人(第1,202例、第1,208~1,211例)に新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。

 最初の感染確認者となった女性従業員(第1,202例)は、▽発熱、▽呼吸器の異常、▽嗅覚や味覚の異常、▽下痢──といった症状があったことから、9日夜に羅東聖母医院(セイント・マリーズ・ホスピタル羅東)の救急医療室で郭恩悦・医師(女性)の診療を受けた。

 郭医師は、患者の症状や他者との接触が比較的多い職場環境を考慮して、新型コロナウイルスの検査を手配した。さらにこの夜、同じゲームセンターの別の女性従業員(第1,211例)が同様の症状を訴えて同医院を診療に訪れており、異常を察知した郭医師はこの患者にも検査を手配した上で宜蘭県政府衛生局に通報。その結果、翌日、2人とも感染が確認された。

 通報を受けた宜蘭県政府衛生局は、ただちに感染者の接触者や家族30人以上から検体を採取し、県内に設置された検査施設の担当者が夜を徹して検査を行った結果、11日午前中に3人の感染が確認された。

 疫情指揮センター指揮官の陳時中・衛生福利部(衛福部)長は、郭医師の素早い対応が、感染の拡大防止に貢献したと称賛した。

 指揮センターは現在、市中の診療所などの医師が新型コロナウイルス感染が疑われる患者を県市の監督機関に通報し、その後、実際に感染が確認された場合、当該医師に感染者1人に付き1万台湾元(約3万9,000円)の報奨金を支給する制度を導入しており、郭医師は2万元を手に入れることになる。

 メディアの取材を受けた郭医師は、感染確認者の症状を知った後、訪問履歴や職場環境について比較的詳細に尋ねたと説明。その上で、2人が質問に誠実に答えた上で、検査を受け入れてくれたことに感謝の意を示した。

 また感染者が診察を受けた日は母の日(2021年は5月9日)で、会食の機会が増えることから、羅東聖母医院側から警戒を強めるよう通達があったため、早期発見は自分1人の功績ではないと強調した。