ニュース 社会 作成日:2021年5月24日_記事番号:T00096305
中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は24日までに、5月14日以降に発表した新型コロナウイルス域内感染者数に計826人の漏れがあったと明らかにした。その結果、14~24日の域内感染者数は当初の2,795人から3,621人へと増加することとなった。
指揮センターは22日、5月16~21日発表分の感染者に計400人の追加を発表した。さらに23日、16~22日の感染者に計170人、24日には14〜23日の感染者に計256人を追加すると発表した。
指揮センター指揮官の陳時中・衛生福利部(衛福部)長は、この1週間は検査を受けた人数と感染者が急増した上、地方から中央への報告システムが煩雑で、しかも一旦入力を誤れば同時に行おうとしていた報告全体がやり直しとなることなどの理由により「渋滞」が発生したと指摘した。その結果、報告に遅延が生じ、21日に一気に大量の感染者が報告されたため、毎日の正確な感染状況を反映させる目的で検査日に2~3日を加えた日付の感染者数にそれぞれ追加したと説明した。
病院などで新型コロナウイルス検査を行った場合、被検査者に関する情報を「法定伝染疾病登録システム」に登録し、その後検体を検査機関に送付。検査結果が出た時点で感染者情報を指揮センターに報告するという流れとなっている。
今回、感染者数に大量の漏れが発覚したことについては、「政府は感染者を隠そうとした」といった批判の声も上がっている。
陳・部長は、既に修正したのだから、隠そうとしたのではなく、逆に明らかにしたと言えると反論した。その上で、疫学や公衆衛生学において数字は重要であり、システムの渋滞が毎日発表される感染者数の正確性に影響したのであれば修正する必要があると説明した。そうしなければ、感染状況について誤解が生じ、有効な対策を講じることができなくなると強調した。
報告の遅延をなくそうと、システムで入力が必要な検査対象者に関するデータの数を従来の20項目から8項目に減らしたが、渋滞は完全には解消されていないという。
蘇貞昌・行政院長も、地方政府にも中央政府にも感染状況を隠したいと考える者はおらず、各地の医療従事者や行政担当者の負担を軽減するため、報告作業の簡素化を指示したと説明した。
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