ニュース 社会 作成日:2021年5月25日_記事番号:T00096330
米国バージニア州で開催された全米女子プロゴルフ協会(LPGA)ツアー、ピュアシルク選手権が現地時間23日に最終日を迎え、台湾の徐薇淩(シュ・ウェイリン、26)選手が見事優勝。新型コロナウイルスの市中感染拡大で緊張が続く台湾に明るい話題をもたらした。
徐選手は幼いころ、テレビばかり見ていたため、心配した母親が娘を外に連れ出すよう夫に頼んだことがきっかけで、父親と一緒にゴルフ練習場に出掛けるようになった。そこで初めてゴルフクラブを振った徐選手は、ボールを捉えて前に飛ばすことに成功し、ゴルフに興味が芽生えたという。
2012年に18歳でプロデビューを果たし、15年にLPGAツアーの参加資格を獲得。身長161センチメートルと、体格に恵まれているとは言えないものの、努力と根性を武器にこれまで同ツアーの大会で10度、10位以内に入った。最も良い成績だったのは、18年のピュアシルク・バハマLPGAクラシックでの2位だった。
今回のピュアシルク選手権では通算13アンダーと、2位のモリヤ・ジュタヌガーン選手(タイ)に2打差を付け、念願のLPGAツアー初優勝を果たした。試合後の記者会見で徐選手は、「何年もがんばってやっと頂点に立てた」「今までの人生で最も幸せな出来事」と喜びを語った。
徐選手は「体が小さな選手でもチャンピオンになれることを示したかった」と述べ、ゴルフ選手はボールを遠くに飛ばす能力を備えなければならないわけではないが、一定水準のプレーを維持し、自身をコントロールする能力が必要で、自分はこの2つに長けていると常に言い聞かせていると明らかにした。
台湾で新型コロナウイルスの市中感染が拡大し、スポーツの試合が相次いで中止に追い込まれていることについて徐選手は、「自分の優勝が彼ら(台湾のスポーツ選手)にとってどんな意義があるかは分からないが、プラス思考と良いエネルギーを与え、信じれば道は開けると感じてもらえたらと心から願う」とし、台湾の人々ならすぐに新型コロナウイルスの市中感染拡大を抑え込めると信じていると語った。
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