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台湾製ワクチン契約、勇み足批判/台湾


ニュース 医薬 作成日:2021年6月1日_記事番号:T00096446

台湾製ワクチン契約、勇み足批判/台湾

 衛生福利部疾病管制署(疾管署)が台湾製ワクチンメーカー2社とそれぞれ新型コロナウイルス感染症ワクチン500万回分の調達に関する契約を結んだことを巡り、臨床試験関係者から「勇み足」ではないかとの批判が出ている。

/date/2021/06/01/09cai_2.jpg蔡・総統は31日、台湾製ワクチンは国家戦略の優先項目だと説明した(31日=中央社)

 1日付経済日報によると、高端疫苗生物製剤(メディゲン・ワクチン・バイオロジクス)の台湾製ワクチンの第2相臨床試験を指揮している台湾大学医学院附設医院(台大医院)感染科の謝思民・医師はフェイスブックに「(臨床試験の)盲検解除前になぜ政府が先に500万回分を発注したのか分からない」と書き込んだが、その後フェイスブックのアカウントが削除された。

 謝医師はまた、モデルナ、ファイザー、アストラゼネカ(AZ)の3社のワクチンは既に第3相臨床試験が行われているのに対し、台湾製ワクチンは緊急使用許可(EUA)を出したとしても、生産量が需要を満たせないとし、政府が年内に集団免疫達成を目指すのであれば、欧米製のワクチン輸入を増やすべきだと主張していた。

株価操作疑う声も

 こうした中、これまで急騰してきたメディゲンの株価が31日、ストップ安の水準まで急落。市場では株価操作を疑う声まで上がり始めている。

 蔡英文・総統は同日、株価操作疑惑について、「もし具体的な指摘があれば、証拠を示してほしい。証拠がなければ、雲をつかむような話をして、専門家のワクチン開発努力を消し去るべきではない」と批判した。