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5月新車販売2.6%増、コロナ直撃で6月15%減予測(トップニュース)/台湾


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2021年6月2日_記事番号:T00096462

5月新車販売2.6%増、コロナ直撃で6月15%減予測(トップニュース)/台湾

 トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車は、台湾市場全体の6月の新車登録台数は3万5,000台で、前年同月比15%減と予測した。業界関係者によると、新型コロナウイルス市中感染拡大で防疫レベルが第3段階(レベル3)に引き上げられ、5月中旬より客足が3~5割減少し、下旬の購入申し込みは半減した。6月は新車販売の需要期だが、車載用半導体、部品の供給不足も依然、懸念材料だ。2日付経済日報などが報じた。

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 5月の新車登録台数は3万4,403台で前年同月比2.6%増だった。新型コロナ禍の来店客減少や半導体不足で、台湾生産車を販売する和泰汽車や裕隆日産汽車などは10~30%減少したものの、大量の新車が海運で到着し、輸入車の納車が下支えした。

 首位の和泰汽車は、前年同月比12.9%減の9,677台(レクサス含む)だった。市場シェアは28.1%だった。車種別では、台湾生産スポーツ用多目的車(SUV)「カローラクロス」が1,892台で首位ながら、前月比40%以上減少した。輸入SUVの「RAV4」は1,542台で車種別2位だった。

 2位の中華汽車工業(チャイナ・モーター、CMC)は、前年同月比3.7%増の3,986台、シェアは11.6%だった。台湾生産「VERYCA(ヴェリカ)」は1,393台で、車種別の3位だった。

 前月3位の裕隆日産汽車は、前年同月比31.2%減の1,783台で、シェア5.2%、6位に転落した。

 4位の福特六和汽車(フォード六和モーター)は2,139台で前年同月比38.4%増だった。

 5位の台湾本田(ホンダ台湾)は1,985台で前年同月比10.6%減だった。

輸入車シェア過半

 一方、台湾賓士(メルセデス・ベンツ台湾)は、前年同月比34.7%増の2,707台でシェア7.9%、3位へと前月の6位から浮上した。

 7位は、ポルシェやBMWなどの販売ディーラー、汎徳永業汽車(パン・ジャーマン・ユニバーサル・モーターズ)の1,627台(前年同月比7%増)、8位は台湾福斯汽車(フォルクスワーゲン台湾、VW台湾)、1,329台(10.1%増)だった。

 輸入車の新車登録台数は前年同月比7.2%増の1万7,836台で、シェアは51.8%に上昇した。

 1〜5月の新車登録台数は19万3,879台で、前年同期比15.1%増だった。

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