米国のタミー・ダックワース上院議員（民主党）ら超党派の上院議員３人が６日午前７時過ぎ、台湾を訪れ、米国は台湾に新型コロナウイルス感染症ワクチン75万回分を提供すると発表した。７日付経済日報が報じた。
蔡・総統（右）は、ダックワース上院議員（左）ら超党派の訪問団が韓国訪問の過密なスケジュールの中、台湾を訪れ、実際の行動で台湾への支持を表明してくれたと強調した（総統府リリースより）
訪台した議員団にはダン・サリバン上院議員（共和党）、クリス・クーンズ上院議員（民主党）が参加した。韓国から米軍のＣ17輸送機で台北松山空港に到着した一行は、松山空軍基地内で蔡英文・総統と会談し、３時間の滞在で韓国へ戻った。
米バイデン大統領は３日、新型コロナワクチン共同購入の国際的な枠組み「COVAX（コバックス）ファシリティー」を通じ、700万回分を台湾などアジアに提供すると発表していた。今回も具体的な提供時期やワクチンの種類は明らかにしなかったが、関係者によると、６月下旬に米ジョンソン・エンド・ジョンソン（Ｊ＆Ｊ）製ワクチンが到着するとみられている。
蔡・総統は、米国のワクチン提供は台湾にとって恵みの雨だと謝意を表し、台湾と米国の友好関係が盤石なことを示していると強調した。
