ニュース 社会 作成日:2021年6月7日_記事番号:T00096568
日本政府が無償提供する英アストラゼネカ(AZ)製の新型コロナウイルス感染症ワクチン124万回分が4日に台湾に到着し、政治家や企業、市民からソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などを通じ、日本に対する感謝の声が次々と上がっている。
台北101には、台湾と日本で「共に前進しよう」など数々のメッセージが灯った(4日=中央社)
新型コロナウイルスの感染が急激に拡大し、ワクチン調達が急務となっている台湾へのワクチン提供を日本政府が検討していると、産経新聞など日本メディアが5月28日に報道し、期待感が高まった。6月末までを目指すといわれていたが、6月4日午前に正式発表され、同日午後2時には台湾に到着するスピード実現となった。
ワクチン到着を受け、蔡英文・総統が4日午後5時過ぎ、ツイッターに日本語で「言葉では言い尽くせないほど感謝しています」と投稿するなど、SNS上で日本に感謝を表明する政治家が相次いだ。
フェイスブック(FB)上では同日、多くの台湾ユーザーがプロフィールアイコンを「ありがとう日本」などの文言が入ったものに変更し、お礼の気持ちを伝えた。
日本台湾交流協会には、台湾の市民から感謝のメッセージ付き花かごが大量に寄せられた。同協会事務所のフェイスブックへの投稿には、7日午後3時半現在で16万件の「いいね!」や「超いいね!」が付けられた。
この投稿には約1万8,000件のコメントが書き込まれ、その多くを台湾の市民が日本に感謝する声が占めた。中には「今はおとなしく家で(日本産の)刺し身やタラバガニを食べ、日本酒を飲み、日本のドラマを見ています。コロナの流行が収まったら桜や紅葉を見たり、スキーをしたりするために日本へ行きます」など、消費行動でお礼の気持ちを示したいとのコメントも寄せられた。
この他、4日夜には、台北市の円山大飯店(グランドホテル)が客室の窓と照明を使用し、ホテル正面に「カンシャ」の文字を大きく浮かび上がらせた。超高層ビル「台北101」も壁面に「台湾・ハートマーク・日本」「台日の絆と感謝」などのメッセージが壁面に灯った。
台湾ではまだまだワクチンが不足する状況が続いており、苦しい中で真っ先に支援の手を差し伸べた日本に対し、一言でもお礼が言いたいというムードが広がっている。
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