ニュース 社会 作成日:2021年6月11日_記事番号:T00096665
新型コロナウイルスの市中感染拡大が続く中、今週末の端午節(旧暦5月5日、2021年は6月14日)連休を目前に、中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は、帰省や移動の自粛を呼び掛けている。台湾高速鉄路(高鉄)、台湾鉄路(台鉄)は、連休の移動期間に当たる11~15日の予約の98%がキャンセルされた。どの観光地もひっそりした3連休となりそうだ。
高鉄の乗車券売り場はがらがらだ(中央社)
指揮センターは今月6日、端午節連休の人の移動を減らそうと、高鉄、台鉄、バスなどの1便当たり座席使用率を20%未満に引き下げる方針を示した。高鉄と台鉄は、乗車券の取り消し手数料の免除を発表した。
蔡英文・総統は9日の民進党の中央常任委員会で、市中感染拡大を抑制するために、端午節は重要な分岐点となるとの考えを示した。連日の移動自粛の呼び掛けを受け、市民の間でも、この連休に帰省ラッシュが起きれば、感染状況が悪化するとの認識が広がり、事前に計画していた端午節連休の帰省や外出を次々と取りやめたようだ。
蘇貞昌・行政院長は10日の閣議で、連休中に予約されていた高鉄と台鉄の乗車券のうち98%がキャンセルされ、予約は残り6万枚になったと述べた。また航空便のキャンセル率は94%近く、長距離バスは60%に迫っている。連休中の交通機関はがら空き状態となりそうだ。
自家用車での移動も抑制しようと交通部高速公路局は、高速道路に進入するためのランプウェイに設けられた信号の点灯間隔を▽赤、35秒▽黄色、3秒、▽青、10秒──に変更した。高速道路の通行は通常、1日に20キロメートルまで無料だが、連休中は一律有料とする。サービスエリアを閉鎖するなど、「不便さ」を高める。走行する車の量を、例年の半分に減らす目標だ。
5月中旬以降の外出自粛で、貴重な連休は旅行などでストレスを発散したいと考える人もいるかもしれないが、ここはぐっと我慢して、自宅でゆっくり、新型コロナ感染状況が落ち着いた後の計画でも練ることにしよう。
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