中央流行疫情指揮中心（中央流行疫情指揮センター）は、端午節（旧暦５月５日、2021年は６月14日）連休を含む12～15日の４日間で、741人の新型コロナウイルス域内感染を確認したと発表した。13日以降の３日連続で、１日の感染者数が200人を下回った。185人だった５月15日以来、約１カ月ぶりだ。

　12日に発表した域内感染者数は250人。県市別内訳は、▽新北市、133人、▽台北市、65人、▽基隆市、16人──などだった。感染経路別では、台北市と新北市以外の52人のうち、７人がこれまでの感染者との関連が不明だ。

　13日に発表した域内感染者数は174人。県市別内訳は、▽新北市、81人、▽台北市、62人、▽桃園市、16人──などだった。感染経路別では、台北市と新北市以外の31人のうち、７人がこれまでの感染者との関連が不明、４人が調査中だ。

　14日に発表した域内感染者数は185人。県市別内訳は、▽新北市、98人、▽台北市、42人、▽基隆市、14人──などだった。感染経路別では、台北市と新北市以外の45人のうち、５人がこれまでの感染者との関連が不明、３人が調査中だ。

　15日に発表した域内感染者数は132人。県市別内訳は、▽新北市、65人、▽台北市、26人、▽苗栗県、18人──などだった。感染経路別では、台北市と新北市以外の41人のうち、６人がこれまでの感染者との関連が不明、２人が調査中だ。

また、インドネシア籍１人と台湾籍４人の計５人の輸入症例を発表した。

死者８人、21日ぶり１桁台

　このほか、新型コロナで75人が死亡したと発表した。12日26人、13日26人、14日15人に続き、15日は８人と、５月25日以来、21日ぶりに10人を下回った。台湾での死者は計460人となった。

　台湾での感染確認者は累計１万3,241人となった。内訳は、輸入症例が1,158人、台湾での域内感染が１万2,030人、海軍の敦睦遠航訓練支隊の集団感染が36人、航空機での感染が２人、感染経路不明が１人、感染経路調査中が14人。

　92人は後に感染していなかったことが分かり、感染者リストから除外された。