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鉄鋼・金属
作成日：2008年8月20日_記事番号：T00009670
台塑の一貫製鉄所計画、中止を決定
台塑集団（台湾プラスチックグループ）の台塑鋼鉄が、雲林県離島工業区で計画していた一貫製鉄所の建設計画の中止を内部決定していたことが19日までに明らかになった。環境影響評価の難航に加え、同社がベトナムに建設中の製鉄所が近く操業を開始することが理由とみられる。20日付聯合報が伝えた。
台塑集団は環境影響評価に対する審査が第２段階にもつれ込み、審査を通過するめどが立たないことから一貫製鉄所の建設計画の推進を数カ月前の段階で中断したという。これを受け、経済部も投資額1,600億台湾元（約5,600億円）に達する同計画を民間重大投資プロジェクトから除外する方針だ。
経済部が今後４年以内に４兆元の投資誘致を目指し、先週発表した「天網計画」にも台塑鋼鉄の製鉄所建設計画は含まれていなかった。
同社は鉄鋼部門の専門人材など経営資源をベトナムの製鉄所事業に集中させている。
