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郭台銘氏のワクチン輸入、条件付き許可/台湾


ニュース 医薬 作成日:2021年6月16日_記事番号:T00096706

郭台銘氏のワクチン輸入、条件付き許可/台湾

 新型コロナウイルス感染症ワクチンの不足を受け、鴻海精密工業の創業者、郭台銘(テリー・ゴウ)氏が独自にワクチン調達を表明したことに関連し、郭氏が個人的に出資するバイオ医薬品メーカー、台康生技(エアジェニクス)は15日、独ビオンテック(BNT)製ワクチンの輸入を条件付きで許可するとの衛生福利部(衛福部)の文書を受け取ったことを明らかにした。情報の詳細は、郭氏が創設した慈善団体、永齢基金会が今後説明する。16日付経済日報が伝えた。

 許可の付帯条件は、当初のメーカーによる授権書ではなく、メーカーによる出荷証明に緩和された。業界関係者は、衛福部が官民共同でのワクチン確保に向けて譲歩したと受け止めており、早ければ第3四半期にワクチンが到着するとの見方を示した。

 これに先立ち、永齢基金会は6月初め、衛福部食品薬物管理署(TFDA)にワクチン調達に向けた申請資料を提出。規定では製薬会社による輸入申請が必要となるため、申請をエアジェニクスに委託していた。

 ただ、ビオンテック製ワクチンの台湾向け販売代理権は中国の製薬メーカー、上海復星医薬が保有しており、台湾のメーカーがビオンテック製ワクチンを購入する場合は、上海復星医薬を通さなければならないと主張している。上海復星医薬が台湾向けの代理権を獲得したことには政治的な意味合いがあるとみられ、今後解決が求められる。

 中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)の陳時中・衛福部長は「上海復星医薬には確かに代理権があるが、台湾による調達を妨害しないでもらいたい」と注文した。

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