ニュース 社会 作成日:2021年6月16日_記事番号:T00096716
新型コロナウイルスの市中感染拡大で飲食店の店内飲食禁止が続く中、飲食店の閉鎖した店舗部分に空き巣に入り、金品を盗み去った男(32)が、3日後に落とし物を探しに、再び同じ店に侵入したところを見つかり、御用となった。
空き巣の被害にあったのは新北市新荘区の鍋料理店。同店は建物の1階と2階の計4物件を賃貸して営業していた。新型コロナウイルス感染の急激な拡大を受け、全県市の飲食店で店内飲食が禁止された5月26日以降は、1階部分でテイクアウトサービスを提供し、2階は使用していなかった。
今月11日夜、店員が空き巣が入った形跡があることに気づき、監視カメラの映像を確認した。すると同日午後3時前に男が2階の窓から侵入し、約30分にわたり店内を物色し、運転資金の3万台湾元(約12万円)と客が注文する際に使用するタブレット端末4台を持ち去ったことが分かった。
店側は警察に通報したほか、フェイスブック(FB)に男の映像を公開し、空き巣探しへの協力を呼び掛けた。
その3日後の14日、店や警察や見つけ出す前に空き巣本人が店にやって来た。午後7時前、1階で下ごしらえをしていた店員が、2階の照明が点いていることに気づき、監視カメラを見ると、そこには11日に「来店」した空き巣の姿がくっきりと映し出されていた。
店員はすぐに警察に通報した上で、店長や他の店員ら6人で逃げ道を塞いで空き巣を包囲した。空き巣はこれに気づき、2階の窓から飛び降りて逃げようとしたが、着地に失敗して負傷し、駆け付けた警察官に逮捕された。
空き巣の男は、バイクの鍵が見当たらず、盗みに入った鍋料理店に落としたのではないかと考え、探しに戻ったそうだ。しかも、見つからない自信があったのか、店内に約3時間とどまり、冷凍庫から肉を取り出してスライサーで切り分けた上で持ち帰ろうとしていた。
ちなみに盗んだタブレット端末は売り払い、現金は使い切ったそうだ。苦しい状況の中、生き残りをかけて必死の努力を続ける鍋料理店関係者の怒りは察するに余りある。
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