ニュース
電子
作成日：2008年8月20日_記事番号：T00009673
中環の光ディスク、Ｑ４に10％再値上げ
光ディスク最大手の中環（ＣＭＣマグネティクス）の翁明顕董事長は19日、第４四半期に製品価格を再度10％値上げする考えを明らかにした。同社は今月10％の値上げを行ったばかりだが、再値上げによって第４四半期に損益均衡または小幅な黒字が見込めるとしている。20日付経済日報が報じた。
値上げについて翁董事長は、「光ディスク業界は２年間の悪性競争を経て、今年中国で中小メーカー100社が倒産するなど淘汰（とうた）が進んだ。新たな秩序が生まれたことで値上げの環境が整った」と語った。
今月の値上げについては顧客の理解を得られており、受注は８％増加したという。最近は販売店や顧客の在庫が減少しており、ハイシーズンである第４四半期には約36カ月ぶりに供給不足の局面が訪れる可能性もあると指摘した。こうした需給の好転は来年第１四半期まで続く見通しだが、来年に再度値上げを行うかどうかについては市場の状況を見て判断するという。
