ニュース その他分野 作成日:2021年6月22日_記事番号:T00096822
経済部統計処が21日発表した5月の輸出受注総額は前月比4.8%減、前年同月比34.5%増の522億9,000万米ドルで、同月として過去最高だった。1年3カ月連続で前年同月を上回った。経済部は、世界的な経済回復やデジタル化、最終製品の需要増加、原材料価格の上昇などを要因に挙げた。21日付経済日報などが報じた。

製品別では、半導体など電子製品は前月比7.6%減、前年同月比40.3%増の158億1,000万米ドルで、1年4カ月連続の2桁成長だった。第5世代移動通信(5G)、高性能計算(HPC)向けや車載用の需要が旺盛だった。
情報通信技術(ICT)製品は前月比12.2%減、前年同月比4.2%増の135億7,000万米ドルで、同月の過去最高だった。統計処は、ノートパソコンの材料不足による受注遅延などで、予想していた前年同月比40%増を下回ったと説明した。
パネルなど光学器材は25億8,000万米ドルで前月比3.5%増、前年同月比41%増だった。ノートPC、タブレット端末、テレビ用パネルの力強い需要が続いている。
卑金属95%増、過去最高の伸び
一方、従来型産業は、卑金属(ベースメタル)が前月比0.3%減、前年同月比95.3%増の32億1,000万米ドルと、統計開始以来の過去37年で、最も伸び幅が大きかった。世界主要国のインフラ建設や原材料価格の高騰を受けた。
その他、▽ゴム・プラスチック製品、27億米ドル(前月比2.5%増、前年同月比80.7%増)、▽機械、23億5,000万米ドル(前月比0.2%減、前年同月比55.1%増)──と、いずれも過去11年以上で最大の伸び幅だった。化学品は、19億8,000万米ドルで、前月比2.6%増、前年同月比64.1%増だった。
いずれも前年同月を大きく上回ったのは主に、比較対象の前年同月が新型コロナウイルスの感染拡大を受け、低水準だったためだ。
米国向け電子製品、38%増
主要国・地域別では、米国は前年同月比28.1%増の152億9,000万米ドルで、1年4カ月連続のプラス成長だった。うち電子製品は38.8%増加した。
中国・香港は前年同月比40%増の142億2,000万米ドルだった。うち電子製品は47.1%増、光学器材は41.5%増だった。
その他、▽欧州、95億2,000万米ドル(前年同月比20.9%増)、▽東南アジア諸国連合(ASEAN)、51億4,000万米ドル(48.3%増)、▽日本、29億1,000万米ドル(41.3%増)──だった。
上半期、同期の過去最高へ
5月の海外生産比率は49.3%で、前年同月比6.8ポイント下落した。
統計処は、6月の輸出受注総額は525億~540億米ドルで、第2四半期は1,597億~1,612億米ドル、上半期は3,087億~3,102億米ドルと予測した。いずれも同期の過去最高を更新する可能性がある。
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