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陽明海運、越コンテナふ頭設立を中鋼に呼び掛け


ニュース 運輸 作成日:2008年8月21日_記事番号:T00009688

陽明海運、越コンテナふ頭設立を中鋼に呼び掛け


 コンテナ海運大手の陽明海運(ヤンミンライン)は中国鋼鉄に対し、共同でベトナムにコンテナ埠頭(ふとう)の設置するよう呼び掛けることを決めた。投資額は2社で100億台湾元(約350億円)の予定。実現すれば、陽明はバラ積み貨物業務を拡大でき、中鋼はベトナムでの薄形鋼板工場設立計画の展開スピードを速められるという。21日付経済日報が報じた。

 陽明は3年前、越C.P.K.と台湾の和誼聯営(ベンサム)の合弁、福爾摩沙国際開発に30%の出資を行い、南部ドンナイ省の福爾摩沙(フォルモサ)工業区の開発に参加している。同工業区の第2期開発計画では、中鋼は住友金属工業と合弁で薄形鋼板工場を設立し、陽明が鋼材などの輸出入を担う予定だ。このため、中鋼の進出が確定すれば、陽明はコンテナ埠頭を設立するとみられる。

 陽明は5年1,300億元規模の海外投資および造船計画を決めていたが、今月1日に盧峰海董事長が就任してから投資額を1,000億元に引き下げている。陽明によると、現在本業以外への投資計画はベトナムに集中させているが、来週の董事会で投資内容について再検討するという。