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富邦人寿、年内に50億元増資計画


ニュース 金融 作成日:2008年8月21日_記事番号:T00009692

富邦人寿、年内に50億元増資計画


 保険業界でリスクベース自己資本比率(RBC)の維持に向けた増資の動きが相次ぐ中、富邦人寿が年内に50億台湾元(約174億円)の増資を計画していることが分かった。保険会社による今年の増資規模は合計で500億元に達する見通しだ。21日付経済日報が伝えた。
   

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 富邦人寿は今年上期に為替差損とサブプライム投資の損失でRBCが法定基準の200%以下まで低下しており、増資が避けられない状況となっていた。9月の取締役会で正式決定する。

 同社の鄭本源総経理は20日、「上半期の利益は34億元あり、もし親会社(富邦金控)に利益を配当しなければ増資の必要はなかったが、配当後に現金増資の必要が生じた」と述べた。増資は株価を上回るプレミアム方式で実施し、増資後のRBCは250%以上に回復する見通しだ。

 保険業界では今年上半期に新光人寿が100億元、国泰人寿が150億元の増資を実施している。