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カンタツの中国子会社、ファーウェイ傘下に売却へ/台湾


ニュース 電子 作成日:2021年6月30日_記事番号:T00096956

カンタツの中国子会社、ファーウェイ傘下に売却へ/台湾

 鴻海精密工業傘下のシャープは29日、53.25%出資するレンズメーカーのカンタツ(本社・東京都品川区、張舜治・社長)が中国江蘇省の連結子会社、連雲港康達智精密技術の全株式を、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)傘下でレンズの重要部品のボイスコイルモーター(VCM)大手の遼寧中藍電子科技(ZET、遼寧省)に売却する契約を締結したと発表した。30日付経済日報によると、連雲港康達智精密技術はアップルのスマートフォン、iPhone向けレンズを主に手掛けるとされ、今回の売却によりZETがiPhoneのサプライチェーン入りし、台湾の大立光電(ラーガン・プレシジョン)や玉晶光電(ジニアス・エレクトロニック・オプティカル、GSEO)と競合する可能性がある。

 カンタツは連雲港康達智精密技術の売却について、激化する競争環境下での業績低迷と、その中で生じた不適切な会計処理に伴う業績修正に対応するため、抜本的な構造改革を進めている一環だと説明した。投資負担の大きい連雲港康達智精密技術の持ち分譲渡により、財務体質の改善を図る。

 今年に入り、カンタツが連雲港工場を180億円で売却するとの観測が浮上していた。業界関係者は、カンタツは近年、業績が低迷している中、アップルからの受注を失ったと指摘した上で、鴻海とシャープはZETに連雲港康達智精密技術を高値で売却できたなどと分析した。

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